七色

感じることを怠けないように。

 着付けお稽古

お正月に向けて、着付けのお稽古。男物を着せるのに、補正の仕方・長襦袢の着付け・長着の着付け・帯の締め方・羽織の着せ方・羽織紐の結び方、などを教えてもらう。マンツーマンで先生に見てもらいながら、教室のお人形に三回くらい着せてみた。


帯は貝の口。これがベストバランスだそうだ。手先の方が垂れ先より長めで、位置は背中心じゃなくてこの辺。男の貝の口は手先の輪の部分が上になるけど、それが下に来ると女の貝の口なんだってー。知らなかった。(と言ったら、先生に、「前にやったでしょ!」と言われた。すみません忘れてました。)(貝の口は女性でもゆかたに締めたりします。似合うひとがやってると粋でかっこいい。)

教室を出た後、池袋キンカ堂四階の呉服コーナーに向かう。(キンカ堂に呉服コーナーがあるのはじめて知った。小物充実してるし、和装下着も種類多いし、お値段も百貨店なんかより安めでなかなか良い。踊り用のパッチも売ってたー。これ夏にゆかたの下に穿くと、汗も吸ってくれるし脚もこすれなくて良いです。) 襟止めと黒足袋と240cmの腰紐を一本買う。その後、池袋西武の着物コーナーに。キンカ堂に置いてなかった和装の男性用の補正下着がないか訊いてみる。けど、こっちにも置いてない。カタログで見せてもらったのは教室で教えてもらったものとは違ってて、ワゴンで安売りになってた着物ハンガーだけを買って帰る。

以下、着付けに関する細かいメモが続くので、興味ある方だけどうぞ。


補正について。
痩せてるひとは変にもこもこにしないでそのまま着せた方がいいんじゃない?と先生に最初言われたけど、かなり細いんです!! と力説して、補正の仕方も教えてもらう。そのとき教室で使った商品が、ネットで探しても全然見つからない。ヒットするのは、
http://www.kyoto-wel.com/item/IS81297N00314.html
こればっかり。西武でみせてもらったカタログに載ってたのもこれ。でも、これだともこもこしすぎそう。
そんでかなり探して、目当てのものを見つけた。

これだーー。商品名で検索しないと出て来ない。紋服パッド、です。商品写真かっこいいな。笑。腰骨の上に薄いタオルを半分に折ったものを巻いて、その上からこれを着ると、タオルも押さえられるし、変に分厚くならないで、そこそこ厚みが増すんだって。ふむふむ。急いで注文しました。はやく届くといいなあ。


紋服パッドがないものの、夫が帰ってきてから練習。

背景がきたなくてすみません。お人形と違って動くし骨ばってるし大きいしでなかなかたいへん。本人も気になるのかうつむいたり、あちこち引っ張ったりするし。でも、羽織まで着せるとそこそこサマになってるんじゃないかな? 長襦袢、長着、帯、羽織、全て祖父のものです。着物は藍染の紬だそう。(先生に訊いた。)

しかし、長着の後ろは。

身幅がひろいから仕方ないんだけど、これはしわが寄りすぎー。帯を締める前に脇に寄せてタックを取るのをちゃんとやらないとダメですな。てか、夫は教室に置いてあったお人形より腰がかなり細いよ! 布も帯も余るよ! これ腰回りにタオルは巻いてるんだぜー。でも帯自体はまあまあ上手く結べた。腰紐は女性用の短いの(210cm)でもぎりぎり足りる。けど、長いのがもう一本あったほうが安心かもなあ。

着付けに入る前に肩幅に足を開かせるのを忘れないこと。


ついでに。男性用の羽織紐の結び方。

二本を重ねて、手前側に折り返す。

左右どちら側からでもいいから、折って、

後ろをぐるっとまわして、結ぶ。

残った方を反対に折って、

同じように結ぶ。こっちが裏。

表、で完成ー。Sカンをつけて羽織に引っかける。
重なってる部分はなるべくたいらにすること。ふさの真下にくるようにすること。尻尾の部分(画像で手で持ってるとこ)を長く取ると、紐の部分が短くなるから、細いひと向き。幅のあるひとは尻尾の部分を短くして、紐の部分を長くする。

羽織紐、女性とぜんぜん結び方違うんだなー。言われてみれば確かにこんなんだったような。