七色

感じることを怠けないように。

スーベニア

スーベニア

スーベニア

スピッツ11枚目のアルバム。シングル「正夢」を含む13曲収録。

スピッツは「ハヤブサ」辺りから明らかに雰囲気が変わってる気がする。夢見がちでふわふわしてたのが、よろよろと臆病なまま、地に足がついてきてる。このアルバムも全体的に明るくて力強い。明るいっていっても、それは遠くできらきらしてるものじゃなくて、その辺にある、よごれててもきれいなもの。近くにあるものだから、うつむいてもずっと前向きでいられる。

「言葉にすれば不様なことも 嘘じゃなくなるまでずっと」(ほのほ)

「爽やかぶってもどうせお見通しだろう 汚れた手で高みによじ登り」(テイタム・オニール

音楽的なことはわからない。でも、アルバムとしてよくまとまってると思う。くり返しくり返し聴いていてちっとも違和感がない。とても気持ちがいい。…悔しいほどライブに行きたくなる。あー、チケット取りたい!