七色

感じることを怠けないように。

ひとりっこ長女と末っ子次女

おなかの赤ちゃんは、たぶん女の子だろうと言われてる。

長女のときとは妊娠経過がだいぶ違ってたから、検診で性別を訊くまでは、なんとなく男の子じゃないかと思ってた。たぶん女の子ですね、と先生に言われて、正直ちょっと緊張した。なぜなら、自分自身が実姉と全く上手くいっていないから。今までも上手くいかなかったし、これからも、姉との間に何かあるなら、苦労オンリーの予感しかしない。(今は出来る限り疎遠にしてる。)

姉妹……大丈夫かな? って、構えちゃう部分は、正直大きい。だけど、わたしは姉弟に挟まれた真ん中次女で、ひとりっこ長女(今の娘がそうね)の気持ちも立場も全くわからないんだった。もちろん妹をもつ姉の苦労や葛藤や喜びもわからない。末っ子次女だった時代も短いから、たぶんこれから産まれる娘が何に苛立ち、何を願うのかもわからない。(お下がりが嫌!!とかはわかるけど…)(うちは3人目は考えてません。)

ただ性別が同じ、ってだけで、わからない部分の方がきっと大きい。彼女たちはわたしとは違う家に産まれ、違う家族をもって生きていく。姉やわたしとは違う。……当たり前のことなんだけど、肝に銘じてやっていきたい。自分の中の姉妹観に引きずられてしまわないように。

わたしと姉は、お互いがいなかったら今の自分がどうだったか、という想像が成り立たないくらい、お互いの人生に深く食い込み過ぎてしまった。自分の子どもたちがどんな姉妹になるかはわからない。でも、親としては、それだけは避けたいと思ってる。姉がいてもいなくても、妹がいてもいなくても、それほどかわりはなかったかな?くらいの人生を送ってほしい。もちろん疎遠になってほしいわけじゃないけど、そのくらいの方が大人になってから上手くつき合っていける気がするし。……じゃあどうやって育てたらいいのか?っていったら、未知数なわけだけど。

長女が産まれる寸前のメモ書きに、「どんな子がうまれても、たぶん愛するしかできない」「それが苦しみを呼ばないことを願う」みたいなことが書かれてた。四人家族になって、うまくいくかどうかはわからない。今の時点では不安の方が大きい。だけどわたしは、子どもたちのことも、夫のことも、たぶん愛するしかできないし、そうあれる余裕を自分に許せるように、それがよりよい毎日につながるように、努力したいな、と思う。

まあ、全ては無事に出産をのりこえての話なわけですが。