七色

感じることを怠けないように。

 ぼんぼりまつり

ゆかたを着て、夕方からお出かけ。鶴岡八幡宮のぼんぼりまつり。ここ数年、この日このときこの場所が、わたしの夏のてっぺんです。ぼんぼりに灯がともって、次第に空から光が消える。みごとな夕焼けを口を開けて見上げて、少しすると暗い視界にやわらかな灯りの列ができる。灯りの間を虫みたいにふらふらと歩いてまわる。話したり、笑ったり、はぐれたり、立ち止まったりする。じんわりと汗ばんだ身体が、夏にさわって、また離れてく。