HELPLESS tell me way.
会葬の間、頭の中をずっとまわってた曲。
母たち兄妹のやり方は、身内のこちらから見ると首を傾げたくなることが多くて、そりゃないだろって言ってやりたくなる。だけど、ひとがひとり死んで、剥き出しになる独善とか強欲とか悲しみとか情とか、そういうのは人間らしくて、はっきり言えばわかりやすくて、なんだかオーケーな気もする。みにくいのは悪くはない。……いつか、そばにいて優しくしてくれたひとが、同じように泣く日が来たら、その幸福を愛しく思える自分ではありたい。それはほんとうに奇跡みたいなことだよ。
姉とはほぼ1年ぶりに多少まともに接触した。1年なんて短いな! まだ全然だめだ。向こうもダメだし、わたしもダメだ。だいぶあきらめがついた。