ウリータは行く、いつかは着くだろう
ちょっと調べ物をしてて見つけた、ロシアのことわざが面白いです。以下、wikiから引用。
・首吊り自殺した人の家ではロープの話をするな。
В доме повешенного не говорят о веревке.
・ 飢えは叔母さんではないからピロシキをくれたりしない。
Голод не тётка, пирожка не поднесёт.
(困ったときは自分で何とかしろ。)
・悲しみは海ではないから、すっかり飲み干してしまえる。
Горе не море, выпьешь до дна.
・人生を生き抜くということは、平地を横切るのとわけが違う。
Жизнь прожить - не поле перейти.
・尋ねたくらいで鼻はぶたれない。
За спрос не бьют в нос.
(困ったら人に頼れ。分からないことは聞け。)
・狼はどんなに飼い馴らしても森ばかり見る。
Как волка ни корми, он все в лес смотрит.
(性格や本性というものはそう簡単に変わらない。)
・詮索好きなワルワーラは市場で鼻をもぎ取られた。
Любопытной Варваре на базаре нос оторвали.
(他人のことをあれこれ知ろうとするな。)
・熊の親切
медвежья услуга
(余計なお世話。熊がハエを払おうとして老人を殴り殺してしまったというクルイロフの寓話より。)
・エメリヤ、好きなだけ喋れ。お前の週だ。
Мели, Емеля ― твоя неделя.
(勝手に言ってろ、俺には関係ない。)
・キノコだと名乗った以上は編み籠に入れ。
Назвался груздём, полезай в кузов.
(やりかけたことは最後まで責任を持ってちゃんとやれ。)
・試みは拷問ではない。
Попытка - не пытка.
(臆さず試すように勧める時の言い回し。)
表現がいちいちこわい! 直接的すぎる。さすがロシア、プーチンの国だ。きのこと名乗った以上は編みカゴに入れ、って意味不明だけどわかるなあ。クルイロフの寓話、思わず図書館で予約しちゃった。
- 作者: クルイロフ,И.А.Крылов,内海周平
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/09/16
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