七色

感じることを怠けないように。

 この星の現在位置

月末に引っ越しの予定なので、片付け中。といっても今いる部屋が少なくともこの先1年はまるごと空いたままになるし(家の事情ですたぶん)、今後も週一くらいはこっちにきてマンションその他の面倒をみなきゃいけないので、だいぶなまぬるい片付け具合。手ぬるい!! と怒鳴りつけるひともいないし、そもそもスペースがあるからこれでいいのかなー、と思いつつ、自分でだいぶイライラする。

いちばん大きなものをどうしたって捨ててゆくのに、あれもこれも処分できないってなんなんだーー。いらいら。……いつかひどく遠い目でこれらを眺めることがあるのかなあ? それならいい。もしこの先もずっと大事であり続けるなら、いっそ今処分しちゃいたい。だってそんなにたくさんのものを抱えてはいけないからね。

それでもチキンなので、今大事に思うものはちょっと無理だった。。。いらないものや半端なものは、わりとざくっと処分。

もちろん、大事なものってそのときどきで変わるから、今いらないからってこの先もずーーっといらないとは限らない。今日捨ててしまったものを、数年後に「あれが!!」とぎりぎり思い出すかもしれない。でも、今このときに何が大事で何がいらないのか?ってことを定期的に確認するのは、大事な作業と思うのです。ひたすらためこむばっかりじゃ、どんどん視界が狭くなって、いずれ新しいものに目が行かなくなる。……ほんとは、いらないものだけじゃなくて、大事なものに手をつけることも大切なことだと思ってる。いらないものを処分するのはふつうだからね。大事に思ってるものと、大事に思いながら別れるときって、特別。なにか、刻まれるものがある。

死んだものに囲まれて暮らすのはぞっとする。それに慣れてしまうことも、それを心地好いと思ってしまうことも。でも捨てるっていうのは、生きてるものを切り取る作業って気がするんだよなあ。身体の一部を切り落として、それをむりやり他者とするみたいな。そんなふうに捨てられたことや、捨てたことがあるからかもしれないけど。

いや、蟲師のDVDや赤いかばんやアルテシマや薄い本やシロップのアルバムのことだったりするので、全くたいした話じゃないです。ごめんなさい。