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syrup16g Tour2007 "END ROLL" ＠NHKホール

いいライブだったなあ、と思う。見れて良かった。あの場で五十嵐さんの口から、その言葉をきけてよかった。とても残念だけど、どうして？！！ って詰め寄りたいきもちはなくて、なんだかすごく、「ああ、本当だったんだなあ」と思う。シロップの歌や音、ぎりぎりのところで叫ぶみたいな、髪の毛いっぽんのところでつながってるみたいな、自己否定と過剰な自意識、苦しさとかつらさとかそういうの、それでもあきらめきれない何か、少なくともわたしが信頼して好きだった部分はちっとも壊れていなくて、たぶん、だからこその終わりで………納得っていったら違うんだけど、でもやっぱり、ああそうかって思った。その先をみせてほしかったっていうのは簡単。でも、あの場所でたたかってるひとに贈りたいのは賞賛の拍手で、その機会を与えてもらえたことに素直にありがとうって言いたい。ありがとう。

たどり着きたい場所なんてどこにもなくても、ひとは歩き続けなきゃいけない。願わくば、五十嵐さんがそれをあきらめずにすむように。そしていつか新しいものをわたしたちにみせてくれますように。

それとはあまり関係ないけど、ここ最近のシロップのライブは照明が凝りすぎていて目が痛い。集中できなくなるし、映像作品としてのシロップが見たいわけじゃないので、もうちょっと緩急をつけてほしいというか、シンプルにしてもらえないものか。武道館ライブもああいう感じなのかなあ。うう。