七色

感じることを怠けないように。

書こうと思ってたことはいろいろあるのに、どんどこ日々は流れてくなあ。ひやりとつめたい空気の朝と夜はとりあえず味方。秋の月は冬の月よりずっときいろい。あんまり見てると気が狂うよ、ってくらいに見つめた。


  

閉じてしまいたくないけど、閉じなければ越えられないことって多い。その間に感じることもなく通り過ぎてゆく季節を思うと、ぎゅうっと締め付けられるようなきもちになる。人のきもちや、観たかった映画や、秋のデートや、そんなものをスルーしたり踏みつけたりは日常茶飯事なのに。(反省はしてる…。)吹き抜ける風に身をすくませた、ばらばらになった髪が首に落ちるつめたさ、見上げた紫の空の途方もない遠さ。それがほんとうに全てだった。あの一瞬はどこにいったのかなあ。

なにを観ても、なにを食べても、感じられないのは、閉じてるから。それは必要でそうなってるんだけど、でもやっぱり勿体なくて泣ける。他のことがどうでもよくないのは、ほんとうにぜいたくなことだ。

まとまらない。