七色

感じることを怠けないように。

 坂東玉三郎特別舞踊公演

坂東玉三郎特別舞踊公演を観てきた。演目は藤娘と鷺娘。うつくしかった。日舞またやりたいなあ。うずうずうず。


10年ちょっと前にはじめて玉三郎の踊りを観たときの、ものすごい衝撃はもうない。それがこっちに理由があるのか、向こうに理由があるのかはわからない。多分両方なんだろう。今日もほんとうにすごくきれいで夢見心地だったけど、踊りを観終わってからもずっと夢の中にはいない。はじめて観たときは、ホールから出ても、食事をしてても、眠って起きても、まだ夢から覚めなかった。そのくらいすごかった。今でもあのときの自分がうらやましくなる。この世のものじゃないような、気迫とうつくしさだった。思い出してもぞっとする。


しかし、おばさま方は何故演目中にしゃべるんだろう。今日の公演、前のひとも後ろのひとも横のひともしゃべっていた。キャラメルの前説が必要だよ! きれいねーとか、すてきねーとか、そんなん口に出す必要ないじゃん! 思うだけにしてほしい。玉三郎が(着替えに)引っ込んだときの間奏?でざわーーっと観客席中がやかましくなってびっくりした。せっかく生演奏なのに。音楽もすてきなのに〜。静かにしててほしいよ。