七色

感じることを怠けないように。

人は二度死ぬ

今年の2月に祖父が亡くなった。それから何回か、祖父が死ぬ夢、というのを見る。今さっきも見て、半分泣きながら目が覚めた。シチュエーションは毎回違ってて、その場にいる人間も、時間の進み方も、話の展開の仕方も違う。ただ毎回、祖父が死ぬ。
人は二度死ぬ。ってことを思い知る。こうやって自分の中で何度も何度も祖父が死ぬことをくり返して、わたしはようやく祖父の死を受け入れられるんだろう。自分の中の祖父が物言わなくなるんだろう。


いい夢じゃないけど、悪夢でもない。悲しいけど、こわくはない。懐かしさだけになったら、きっとほんとうに終わるんだろうなあ。…悲しいな。