七色

感じることを怠けないように。

 泣きたくなってもまだNを増やせ

「幸せそうに見えたから、意地悪されても仕方ないんじゃない?」って、つい最近言われた。それからずっともやもやしてる。だって、それホントに仕方ないか?仕方なくないだろ? 内面ですごく苦しんでることとか悩んでることとかあったとしたって、端から見てそうわかるもんじゃないし、もしホントになんの憂いもなく幸せだったとしても、意地悪されて仕方ないなんてことないでしょ? 自分がひどく落ちてたとき、上手くいってそうに見えるひとを見ると妬ましかったし、つらかった。でもそのひとに意地悪をしたかったかといえば、それは全然べつの話で。みんな幸せなほうがいいに決まってる。だって不幸なひとはめんどくさい。本人も周りも、しんどいから。

受け流せないのは身内の話だからなんかなー。こともあろうに言ったのがあのひとだったからなのかな。こんなことぐずぐず引きずっていたくはないけど、それも難しい。身体壊した後に髪がすんごい抜けて、髪が落ちるから部屋に入ってくるなって言われたこととか、大事な用があるからその日はどうしても空けてほしいって言ってた日に家の用事ねじ込まれたこととか、ぼんやり思い出して、あーわたしはあのとき悲しかったんだなあ、と思った。

意地悪をされることや、ないがしろにされることに、ひとは慣れてゆくんです。でもそれって傷つくことと同義だから。しばらくは近づきたくないって思うのは素直なきもちだろうよ。文句言われる筋合いねーや。まったく。