七色

感じることを怠けないように。

禁涙境事件  ”some tragedies of no-tear land”

禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”

残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)

残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO (講談社ノベルス)

事件シリーズ待望の新刊。せっかくなので禁涙境から読み返す。覚えてないようでけっこう覚えてた。前読んだときよりは面白く感じた。残酷号はまあまあ、かなー。ラスト辺り、読みながら「んん?」と思ってしまったのは我ながら失敗だった。かどのさんの本は、あまり疑問を挟まず勢いに飲まれるのが楽しいのに。(突っ込み出すときりないし。) 味覚の調停士が出てくるかと思ったのに出て来なくて残念だった。あのひと好きだ。



春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

こっちも新刊が出たので最初から読み返す。正直、春期がいちばん好きだなあ。それぞれの短編がほんとうに秀逸で。夏期はまあまあ。秋期はちょーっと長かったなーー。つまらないわけじゃないんだけど、要素がもたついてしまってる感じ。一人称で語り手の変わる話があんまり好きじゃなくて読みにくく感じたのもあるし、不要な要素も正直あった気がするし、小鳩くんに比べて瓜野くんがホントにフツーだったので、彼の一人称部分は下巻ではつい飛ばしそうになってしまった。もうちょっと削っても良かった気がする。(でもそうすると瓜野くんのフツーさが出せないのかー。難しい。) ラスト、彼にまったくふれてなかったところは好き。あと、この話は男の子が読んだ方が面白く感じるのかな、と思った。氷菓を読んだときは作者の性別がわからなかったけど、これを最初に読んでたら、作者は男性だろうなってたぶん疑わない。わたしは小山内さんのこわさと可愛さをこの新刊ではあまり感じなくて、そこはかなり残念だった。



ONE PIECE 巻53 王の資質 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 巻53 王の資質 (ジャンプコミックス)

魔法使いの娘 (7) (WINGS COMICS)

魔法使いの娘 (7) (WINGS COMICS)

GENTE 3 (Fx COMICS)

GENTE 3 (Fx COMICS)

聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

五葉も新刊出てるんだよなー。にゃー。