七色

感じることを怠けないように。

まいにち寒くてうれしい。寒さには弱いけど、冬の夜空にはしんそこホッとする。コートで隔てられててもずっと近い。

このあとにいろいろ愚痴めいたことを書いてたんだけど、書いてみたら割とさっぱりしたので削除削除。どれだけイルミネーションで飾り立ててみても冬の夜の圧倒的な静けさってどうにもならなくて、きーんて張り詰めるみたいな架空の音だけが耳を攻める。しあわせ、とは言わないのかもしれない。さむくてさむくてじっとしていられない、すぐに凍えてしまう。なのにホッとするんだ。たくさん着込んであたたかい部屋の中にいても、その幸福をとてもありがたく思いながら、外にはつめたい空気がみちてて、つめたい風が吹いてるって思うと、すごく包まれている気がする。生まれ変わったら体温の必要ないものになりたいって思うのはこんなとき。

まあ、冬嫌いなひとのきもちもよくわかる。夏は、こんな離れた場所から思ったってぞっとするもの。あー、もっと冬と仲良くなりたいな。年々きびしさが増すばかりで切ない。さむい。