七色

感じることを怠けないように。

 赤は赤でも

地元の駅前が、うぃーあーれっず、になってた。毎年この時期いまいちなイルミネーションをやってるんだけど、今年はサッカーボールみたい。中央の赤い看板にはなんか決め台詞が書いてあって、横のサッカーボールの上にはチームのロゴがきらきらしてる。駅構内にはあちこち真っ赤なポスターが貼られ、「ALL COME TOGETHER」とか「共に闘い、共に頂点へ」とかゆわれる。デパートの前にはひとだかりができてて、横断幕?に寄せ書きを集めてた。(うっかり赤い服を着てたので、きれいにまぎれ込んでしまった。) 住宅街でも二階から馬鹿でかい真っ赤なフラッグをつるしてる家があったりね。


あした大事な試合があるのかな? すごいもりあがってる。うらやましいのとちょっとこわいのとで、なんだかむにゃむにゃした心持ち。……街ぐるみってこわいよー。すんごい好きになったり、応援したり、そういうのはいいけど、もりあがるのだってたまにはいいけど、別にだってそれだけがオッケーってわけじゃないしさ。…って、もしかしたらそれだけがオッケーなのかな。なんだよそれー。きみたちだけが許されちゃうのってどうなんだよ。大手だと思いやがって〜。わたしいまだかつてそんなメジャーなものにはまったことないよ!


このまちが真っ赤にぬりつぶされたら、わたしは恐ろしいなー。と思いながらもぱしゃりと撮ってみる駅前。赤だって一色じゃないんだよ。