七色

感じることを怠けないように。

きっと思い描いていた未来(なんてなかったけど)

年末の話なのですが。

夫が中高時代の友だちに、メールで第二子が産まれたことを伝えたと言っていた。その話を聞いて、私がなんの気なしに、「○○(夫の名前)が二児の父なんてねー、て言われた?」と訊いたら、彼は心底不思議そうに「え、どういう意味?」と問い返してきた。私の台詞の意味が全くわからない様子だった。その反応に、私も心底びっくりしてしまった。なぜなら。

私は中高時代の友人に、絶対に、「○○ちゃん(私の名前)が二児の母なんて?!!」と思われている自信がある。何人かからは実際にそう言われたし、自分でもそう思ってる。今だって室内に長女と次女がいるのを見ると、「自分の産んだ子どもが二人もいるなんて…!」と、その現実に普通にびっくりしてしまう。二十代後半まで、こんな未来を思い描いたことはなかったし、結婚してからも、あんまり具体的に考えたことはなかった(考えないようにしていた、ともいう)。

夫や夫の友人たちは、自分が結婚していること。子どもを複数設けていること。それらを学生時代から、当然の未来として認識していたんだな。そういうひとと、自分は今一緒にいるんだな。そのことを、すごく意外だし、ひどく不思議だなー、と感じたのでした。わたしたち、中高時代に出会っていたら、きっと気が合わなかったよね…。

こんな未来じゃなくてどんな未来を思い描いていたのかといえば、たぶんどんな未来を思い描いたこともなかった。目の前の現実に対処するだけで精一杯で、先のことをはっきりと思い描く余裕なんてなかった。ただ諾々と、死ぬまで生きていくんだろうと思ってた。過去の自分は嫌いではないけど、娘たちには、あんまりそんなふうには生きてほしくないなー、と思ったのでした。


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ついでに、美味しいものの画像でも貼っておこう。はなびら餅。